小説家になろう 勝手にランキング
小説家になろう の 非公式 ランキングです
純文学ランキング 9951~10000位
遠井moka様主催、あたたか企画参加作品です
上京してきた桜は、崖っぷちに立たされていた……
景色が動いている—。主人公の少年は自分自身は留まっていて、周りの事物が動いていくように世界を見ている。そんな彼の、一夏の記録。
土曜日と日曜日の二回更新予定です。全8回なので四週間(2月2日)で終わります。
(若干のネタバレあり)
「僕」はある日、「部屋」で目覚めた…。「部屋」はだだっ広く、そこで暮らすには問題ないようだったが、何故そこで目が覚めたのかはまるでわからなかった。「僕」は「弟」と出会い、二人で暮らす事にするが、部屋の「外」に出たいという欲望が現れてきて、禁断のドアについに手をかける…
おとうとのあどけなさが堪らない。愛おしい家族の物語。
こんな月の夜に。懐かしい気持ちばかりの夜の空について短編。
空を見上げて、あの広い空を見上げて。
ただ美しいと思う。
自分が消えてしまうようなその膨大さに涙さえ流せる。
空をたたえて、空を唄う。
じぶんというものはなんとちっぽけなものだろうか。
『世界を見渡す視座』
海外に行ったことがない自分は、知識はあっても世界に触れたことには繋がっていない。しかし、日本に居ても、世界を見渡す視座は手に入るし、様々な日本文化に触れることも重要だとする、評論的文章。
『ウユニ塩湖で一曲』。
そんな夢を今すぐに叶えようとする彼女に振り回される僕の、日常の1ページ。
9961位 暴威
『出る杭が打たれない、思想』
頑張って生きる上で、自分だけが突出する時、隠れて生きることで、出る杭が打たれない状態になるという、思想的文章。
『天国地獄へ、まっしぐら、の思想』
人は何かが外れて外界へ飛び込むと、天国地獄へまっしぐら、な様である。それは、主観的には思想ではないが、客観的には思想であるし、自分には絶対自我が出来上がるという思想的文章。
【君にこの物語で何が起きているのか理解できるか!?】ある男はフリーマーケットにて怪しい露天商の男から一眼レフカメラを受け取る。
男は初めてそのカメラで撮影して以来、どんどん写真撮影にのめり込んでゆき、ついにはネットで人気の写真家になるが、カメラには少し奇妙な性質があった…
あの一眼レフカメラで撮ったSDカードの中にある奇妙なファイルはどんな意味を持つのか、そして露天商の動機はなんだったのか。意味がわかると少し怖いかもしれない作品。
セルバンテスにも投稿する可能性があります。折りたたむ>>続きをよむ
人も自分も信じることが出来ない。私にとってそれはこの世界にいることを否定されるに等しく。
この世界に存在しないまま私はこの世界を生きているという矛盾を抱えながら偽りの人生を歩んできました。
そんな私が人を愛するなど、縁のない話のはずでした。
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社会人のため土日、休日の更新がほとんどになります。
タイトルはザ・クレーターのオマージュですが、響きで決めたので特に意味はない。
つまらない意地を張った、剣の神クラスの男が盛大に破滅する話。
最後に1人だけ名前が出てきますが、特に意味はないです。
唯一、彼の記憶に鮮明に刻まれた相手、というだけです。
愚かな男のお話です。世界は優しくなりました。
9973位 襟
少年はシャツの襟に縫い付けられた象の刺繍が気に入っていた。
彼は象と始終一緒にいた。
実際に存在を知らない少年と象だが、彼らは深い友情で結ばれていた。
しかし、別れの時は近づいていた。少年はその日が来ることに少しだけ気づいていた。
9974位 約束
ジャンケンをすれば負けることもあるよ。
でも、私は負けたくないのよ。
男女のジャンケンはある種の駆け引き。
どちらが主導権を握るか、彼らは互いを牽制し合う。
早期退職の募集に応募して退職した中年男が、峠の中腹にある廃業した喫茶店を退職金で買い取り、もう一度一人で喫茶店を再開するが、霧の夜、その喫茶店の以前のオーナーたちのドラマを見る。
地球という国には数多くの強制労働所があるが、その中でもニホンという名の強制労働所は特異である。このニホンの文化どのようなものなのか、報告をまとめる。
やっと邪魔者はいなくなった。
けど、大嫌いになれるくらい好きって何。
あいつがいなくなった今、貴方を幸せにできるのは私なの。
貴方を傷つけるものは、誰であろうと許さない。
9978位 母へ
少し大人びて、かつ孤独な主人公”僕”は、家族の引っ越しを通して母の自分の母親としての姿や、一人の人間としての生きざまを目の当たりにする。成長の残酷さや理不尽さが少し垣間見える、どこかにいそうな青年と母の物語。
少女が話しかける。今日会ったこと、面白かったこと、悲しかったこと、楽しかったこと。しかし今日は違う。今日は男に話しをせがんだ。男は仕方なく昔話をした。昔々、一人の女と妖怪のお話を。
これまでツイッターに投稿した「#140字小説」をまとめました。
色彩とは一日中とりついて離れないものである。ーーClaude Monet
※「カクヨム」「マグネット」同時掲載です。
とある居酒屋で新しい元号の話題が上がった。ところが店の客のひとりは無関心を装うが……。彼には苦々しい青春の遺恨があった。
ありま氷炎様の「平成最後に短編書こうよ」企画の作品です。
「いい写真ですね」。プロカメラマン志望の山口卓也はいつもの撮影スポットで看護師の川田怜奈という女性に声を掛けられる。二人は出逢い恋に落ちた。恋人として過ごす彼らを待っているのは甘い時間だけではなかった。やがて待ち受ける残酷な現実に二人は翻弄されていく。
幽霊の見える少年が出会ったのは、忘れ物を探している幽霊の少女だった。
彼女の忘れ物探しに付き合わされる少年。
果たして、彼女の探している忘れ物とは?
とある夏の日、僕は彼女に出会った。
今にも空に消えていってしまいそうな彼女に僕はそっと声をかける。
短い会話を繰り返して、僕たちはどこへ向かうのだろう。
木の芽時「このめどき」、精神が一番不安定になる季節である。
卒業で友人との別れ、慣れない職場、転勤、異動。春というのは別れも出会いも入り混じる難しい時期である。しかし、私はその時期になるとふと芽吹いていない桜を見る。
私は桜のようになりたいと切に願う。
「世界一面白い話をしましょう」
その一言から始まる、物語の物語。
二人はまじでバカやろうだからジパーニとパタマンの物語は見ない方がいい。
日本でも災害が多発しているが、世界でも増えている。ジャーナリストを目指している大学生の秋山が、地質学者の田中教授と、気象学者の高木教授に出会ったことから、現在の異常気象は地球が発しているメッセージだと教えられる。
秋山が成長を通して、地球が発しているメッセージの意味を探していく。
幸田露伴の未完の連作長編小説「風流微塵蔵」のうち、「うすらひ」の現代語勝手訳。
前章「さゝ舟」からの続き。
実際には題名に<2>の表記は無いが、話が次々と連続して行くので、つながりが分かるように便宜的に付け足した。
冬に降る雨は冷たい。冷えて行く両手や体を抱え、そぼ降る雨の向こう側に見える何かを探して、彼女はネオンテトラの水槽の前に立つ。彼の見ているものを見る為に。
※本作品はノベリストでも公開しています。
[ミステリー、純文学、文芸]女主人公、記憶、折り畳み傘や子どもとの戯れ・推理、散文(長めのセンテンス、一息の文章で綴る物語)
僕の婚約者は、変わっています。
すぐ泣いたり怒ったり、かと思えば甘えてきたり。すごく感情豊かなのです。使用人たちや平民とも、まるで友達のように接します。
彼女は、とても変わっています。
昔とは変わってしまいました。
王族である僕にすら、口答えするのですから。
母の喪に服してものない頃、松本の元に差出人のない手紙が舞い込んだ。封を開いて、以前知り合った湯中淳の手紙と知る。
彼の手紙には母の事が書かれていた。数年前に湯中淳が常滑にやってきたのは彼が幼児の時に行方不明になった母を捜すためだった。
松本は聖書朗読会を通じて、湯中淳を知る。彼はクリスチャンである。湯中との付き合いは彼が常滑を去る日まで続いた。
以下湯中の手紙
常滑を出た湯中は母を捜すために各地を転々とする。やがて大阪の住之江区
で工藤という青年に遭う。
後日、彼の勧めで大坂の池田市に移る。そこでバーに勤務する7名の女性達が住むアパートの1室に工藤と共に住みつく。湯中の仕事は7人の女性達の食事を作ることだった。
その女性達の紹介で京都の高級クラブに勤める高月八重子を知る。彼女もまたクリスチャンで、湯中と高月八重子は教会の聖書朗読会に出席する。2人は意気投合してやがて婚約し、高月八重子は妊娠する。
そんな時、7人の女性達の情報により、とある病院に入院中の母の所在を知る。
母の病気は膠原病の末期症状だった。
湯中の家は神戸の摩耶山の麓にあった。裕福な家庭で、格式のある名家で、父は厳格な性格。母は自由奔放で、湯中淳が5歳の時に家を飛び出して、東京へ出奔した。その時湯中淳の妹を宿していた。
東京で高村政吉という男と結婚し、彼が死んだ後、妹の由利子を連れて大阪に引き移り、某会社の社長の2号として生活する。その後社長の死後、由利子は会社に勤務、やがて母は膠原病の為、病院に入院する。そして現在に至る。
母が亡くなる1週間前に妹の由利子が見舞いの為に病院にやってくる。湯中淳がそこで見たものは婚約中の高月八重子だった。
母が亡くなった後、2人は別れる。高月八重子=高村由利子は大阪を後に、湯中は実の妹との生活に、罪の意識にさいなまれ、死を選ぶ。折りたたむ>>続きをよむ
祖母をなくしたばかりのたけるはバスに乗って学校へ向かった。
寝過ごし終点で降りたたけるは、見たこともない世界を目の当たりにする。
そこにある小野里村には祖母に似ている女の子がいた。
ハロウィン。それは10月31日のお祭り。仮装をして、お菓子をねだる、麗華と未来。二人のお祭りが始まろうとしていた。
伝説の人気オルタナティブロックバンド《地中海沿岸ストーリーズ》の新作【桜は散ったんじゃなくて咲いた】が盗作疑惑?
戦時下の広島──
良大(りょうた)は少々体も弱く気弱な性格だが、動物好きの心優しい少年である。
そんなある日、彼は碧い瞳のオッドアイを持つ不思議な少女に出逢う。
そして、いつしか良大は、少女の独特で不思議な魅力に心惹かれて行くのだった…
この作品は、Eエブリスタでも連載中です。
ある日、俺の枕もとに神様が立った。神様は何でも願いをかなえてくれると言う。そこで俺は願いのリストを作って神様に要求した。こうして俺の夢のような暮らしが始まった。ところが・・・。
このお話はショートショートです。楽しんでいただけたら嬉しいです。