小説家になろう 勝手にランキング
小説家になろう の 非公式 ランキングです
純文学ランキング 301~350位
半世紀前の世界。昭和の時代、誘拐された少年のたどった道とは?
ぼくは俊(しゅん)。Y市O区M町に住んでいる。近所の繁雄が誘拐されて、新幹線の工事現場近くで死体で発見された……。
血に染まったような初日の出を見た年、ぼくはとんでもない事件に巻き込まれたのだった。
長編小説。
昭和30年代、東海道新幹線がまだ建設中の頃、東京近郊のY市を舞台に、少年の身に降りかかった事件。周囲に渦巻くさまざまな思惑、組織、人々。家族はどこへ? その中で
成長していく「ぼく」。
誘拐、探偵、殺人、消失、陰謀、スパイ、爆弾魔……。
主な登場人物
ぼく 壁野俊(かべの しゅん)
兄 克彦、妹 友子。父はタクシーの運転手。母は服の修繕などの手伝い。
小林美枝子 同級生。
八千江 美枝子の母。
村井繁雄 誘拐されて殺された同級生。
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302位 梅雨
黒森は普段はアイディアを醗酵させて書き始めるまでの期間が異様に長い超遅筆タイプの書き手なのだが、そんな彼にしては珍しく(作品自体が極く短いと云うこともあるが)、或る晩彼の言うところの「強迫的散歩」から帰って来て略一晩で一気に書き上げた作品。小説と云うよりは心象スケッチの様な出来になっている。
初の短編ですー。勢いで計算ずくで書いたつもりですー。
大学生の彼女は、大好きな人の為に毎日頑張りました。
即興小説で書いたもの。お題:忘れたい敗北 必須要素:日本人使用不可
昔々、この世界はゲンジツでした。
だけどいつからか、ゲンジツの世界とオハナシの世界は、少しずつ入れ替わっていきました。
そうして今では、ここにゲンジツなんてイッペンタリトモ存在しません。この世界はみんなイチヨウに、オハナシイッショクになってしまったのでした。
※この小説は、他サイトにも投稿しております。
Twon Kの謎。
アイツは逸脱者である。
遥か根本に響く日照りの仕組みがアイツを旅立たせる。
「どうしておれは捕まらなければいけないんだ?」
これはある一人の映画泥棒が逮捕される瞬間に警官に向かって言った言葉である。
彼は知らない。彼自身の物語によって後に日本中が涙することを。
311位 手相
老人ホームで一人、回想にふけっている男がいた。彼は天才でありたかった。
寂れた商店街の、雨の日の一幕。
時価4億円の宝石がここに眠っているかもしれない。私は宝探しをするために、意気揚々とその一歩を踏み出したのだった。
あなたには、生きる勇気がありますか?
くらげが好きな大学生、近藤(きんどう)さゆりは、就活を前に、生きること、働くことに迷いを抱えていた。そんな時に出会ったのは、同じく生きづらさを感じている社会人の霧島 英(きりしま すぐる)。くらげのたゆたう姿を見ながら、二人は何を考えどこへ向かうのか。
生に悩み、何かを選び取ろうとする男女の姿を描いた小説です。
10歳の私と、8歳の妹。
可愛い可愛い私の妹。
そんな妹は、ある日私の物を欲しがった。
あげなければ、妹は死なずに済んだのに。
315位 店滅
夜の路地裏に明滅する看板の灯り。
誘われて入ってみれば、それは店。
なんの店かと言われても。
※この作品はブログ【泣きながら一気に書きました】にも掲載しております。
https://tmykinoue.hatenablog.com/entry/2021/05/28/153236
日影が森私立女子高等学院 私の遠い日の心の中の秘密の物語 第4話(全6話)改訂増補版
感染力が絶大で呼吸器系に影響を及ぼすウイルスが開発された。このウイルスを開発したのは誰なのか。その真相に迫ります。
この話はフィクションです。
トゥルゥン。固まる白身、口の中でねっとり絡みつく、黄身の甘さと香り。半熟茹で卵の様なカンケイを、美味しく味わっている現在の、わ、た、し。
焼けぼっくいに火がついている、元彼とわ、た、し。
キミ色が殊更強く、濃厚に味わえる、二人のセカイ。
とある大陸にある国、セレスティ。
隣国との戦争の際に国王であったアベルが戦死してしまった。
ベルが死んだことが敵国にバレようものなら兵に混乱が生じ、確実に王国は滅ぼされるのは明白だったので王国存続のため、本陣の者達が考えた苦肉の策は王の代役を本当の王として使うことだった。
その代役として選ばれたのはアベルと顔、背格好、声等々が同じであったクレス。
いきなり王として担ぎ上げられたクレスの運命はいかに?
320位 余裕
不思議ですよね。空白って。文章の余裕だと思うんですよ。空白や改行といった一見すると無駄に見えるものが、文章を読みやすくする。もちろん、句読点とかも大切なんですよ?それに一人称視点なのか、三人称視点なのかとか、そういうのも。ですがやっぱり空白や改行がない文章なんて、読みたいと思いますか?
高く雪の残る山の上には、一匹の鷲(ワシ)が住んでいた。
鷲は母親に「お前は王になりなさい。己の山を見つけ、その空の王となるのです」と言われ育った。
ある日、捕らえたイタチが咥えていたものは……。
以前、アルファポリス様に投稿していたものです。
最初は児童文学を書こうと書き始めたのですが、なんだか恋愛ものになってしまいました。
よろしくお願いします。
暗闇の中で物を食べると、人はどんな事を感じるのか。食材は目には見えない。頼りになるのは、味覚、嗅覚、触角、聴覚。
四感で楽しむ暗闇グルメの始まりです。
「我輩を満足させる料理を作れ!」グルメで有名な王様からの命令に、料理人が作り上げた料理とは...?!
帰宅してドアを開けると、いつものように部屋は暗い空気で満たされていた。憂鬱な気分で私は居間へと向かう。
陰鬱な世界で主人公が少しだけ報われる話です。
この作品は「monogatary.com」「novel days」にも掲載しています。
高校生の国語の課題で、
「短歌から短いストーリーを作れ」
というものがありまして。それが楽しそうだったのでやってみます。タイトル通り、原稿二枚以内(800字)に収めます。
毎日投稿する予定。
誰か適切なタグを教えてください。
老朽化した水道管が、ベンジャミン・バトンのように若返るといいですね。
人生に迷い車で放浪の旅を続ける主人公・旅=をする=人(ミドルネームが『をする』)は、長い山道でようやく見つけた公衆トイレにて絶世の美少女・雲大 便子(うんだい べんこ)と出会う。
下痢を漏らすという劇的な出会いに、服の汚れを案じた便子に案内された村「糞塗村」は、白蛇神「バリウム様」を信仰する村で……。
※排泄・残酷表現があるため食事中に読んではいけません
ここはとある町外れの診療所。白髪眼鏡の初老の医者がどんな症状でも匙を投げることなく処方してくれるらしい。
いつもは空いている診療所だが毎年9月になると患者が増えるそうだ。9月特有の症状を抱える患者たちの悩みとは?
……月が綺麗ですね、なんて。ちょっと格好つけすぎかな。……あはは、いや、俺には似合わないよ。格好なんてつけなくても、俺はいいんだ。君との幸せを噛み締めることができる。それだけで、俺は充分だから。……うん、そうだね、俺たちが求めるのはそれだけ。特別で掛け替えのない、普通の日常を過ごせたなら、それがきっと、幸せだ。
新型ウイルスの感染の拡大により、待望のキャンパスライフの“始まり”を奪われた萌音であった。オンライン授業という通常とは異なるスタートを切ったが、ここで待ち受けたのは、どのような日々であろうか…。
*この作品は「エブリスタ」「NOVEL DAYS」にも掲載予定です。
この物語は、これがなにか形あるものになるまでの、意味をも持たないただの言葉のられとしての状態であることを分かったうえでそのままただの言葉の羅列として消化していただきたいもの
夢の中の少女と少年のお話です。
5分くらいでサクッと読めると思います。
狭苦しい世界、決められた規律、横並びの群衆。少年は生身の身体を捨てて旅に出る。
木枯らしの吹くある宵に、路上に放置されたトランクを持って旅立つ両親の幻影を持て以来、自分の夢も人生設計も狂いだした『彼』。
生活の為に慣れないスーツで就職活動をするが、あまり上手くゆかない。
ぐったりしながら家路をたどる彼の前に、あの日のようにポツンと、路上にトランクが現れる。
『おじいちゃんが亡くなりました』
田宮浩司は三流大学の院入試に失敗して以降、東京の片隅でいつまで続くともしれぬ空虚な毎日を過ごしていた。
ある日、埼玉の実家から祖父の訃報が届く。
浩司は祖父の死に立ち会わなかった後悔と、実家へのコンプレックスの中で揺れ動きながら、約十年ぶりの帰郷を果たした。
一週間遅れの葬儀、祖父の死に際しても仕事漬けの毎日を送る父、祖父の死に神経をすり減らした妹、葬儀を巡りますます確執を深める母と祖母、そして祖父
の残した会社を一人守ろうとする従伯叔父――ありふれた、しかしどこか歪んだ家族の中で、浩司は家族の姿と自分自身に違和感を募らせる。
果たしてこの家族の中、祖父はどのような思いで生き、死んでいったのか?
自分はどのように生きるべきなのか?
自らの人生を見つめ直すため、浩司は祖父の遺した思いと祖父の人生に迫ろうとする。
そして迎えた祖父の葬儀の日、祖父のかつての戦友を名乗る人物が現れ、浩司は祖父の犯した罪と苦悩を知る事になる。
しかしその時、日本が変わった『あの日』が訪れた――。
――――
兵士として、社長として、父として夫として、そして障害を持つ老人として生きた祖父。
祖父の生涯を垣間見ることで、親から子へ、子から孫へと説かれる『生き方の自由』に触れる、ヒューマンドラマ。折りたたむ>>続きをよむ
某投稿サイトで書いた短編を1箇所にまとめました。お題を提示されてから2日以内で書き上げるというものです。1話4千文字弱程度。8話掲載しています。本当は10作品書いたのですが、参加が遅すぎて仕上がらなかった最初の投稿と、そのサイト独自のキャラクターを使った最後の投稿のふたつは省いています。
(あくまで48時間以内の創作であるため、誤字脱字があっても修正できません。タイムスタンプは寄稿したサイトで確認するしかありませんが、内容は1文字たり
とも変わりません。)
*ジャンルについては作者の自由です。折りたたむ>>続きをよむ
『朝の日差しが看板にぶつかれば、上下左右で電磁スペクトルが分割されます。天気は午後からセンセーショナルな舞台演劇に興奮するでしょう。南ブロック第二エリアでは食べられる定規に注目してください。それではみなさんご一緒に。おめでとうございます!!』
サー・ゲオルグ・ショルティ式のCDを聴いた朗はビートルズに隠された汚い人類を滅ぼそうとする動きを知る。戦おう、みんな。
階段から落ちて目が覚めたら記憶がなくなっていたヴィルヘルミナ。初対面のような夫と子供に戸惑いながら家族になっていく。だが、夫には何か秘密があるようで……その秘密はどうやら失った記憶にあると思ったヴィルヘルミナは記憶を取り戻そうとする。最終的に思い出した彼女が選んだ答えは……
※この作品は以前ムーンライトノベルズで投稿したものをR15向きに改稿したものです。
描写を増やしたり、以前頂いた感想を元にエピソードも増やそうと思っています。
初めて書いた小説で設定が甘いです。あと、シリアスで鬱展開なので、キーワードの確認をした上でお読みください。R15以上に該当しそうな具体的な描写はしません。
※不定期更新の予定です。
10/21 完結しました。ありがとうございました。折りたたむ>>続きをよむ
344位 黄色
フリーターだった陽一郎だが、新たな就職先が決まり、正社員として働くこととなった。
これまで精神的に落ち着くことがなかった彼は、メンタルクリニックに通っていた。今では落ち着きを取り戻しつつあり、安定した生活を送ることができるように。
そんな折、陽一郎に一通の間違いメールが届く。それから彼の生活は一変してしまう。
いわゆる詐欺の被害に遭い、職場でも面倒事に巻き込まれ、彼の安定し始めた生活は瓦解していく。遂には自殺しようと思い至るまで
に追い込まれ……。折りたたむ>>続きをよむ
夢を抱いてやって来た東京で何も上手くいかない漫画家志望の吉本。
夢と現実の狭間でもがきながらも理想の創作を求め続ける男の話。
『こう言ってはなんだが、吾輩は優雅な生活をおくっているーーー。』こんな出だしで始まる苦労したことのない豚のお話。
食べ物は勝手に出てくる。遊ぶことも仕事のうち。遊んでいるうちに部屋の掃除は終わってる。そんなヤツが世話してくれる人々へのちょっとした反感を胸に飛び出し、そして自身の器を大きくして戻ってくる。最期はもく決まってると知らずにーーー。
えと、バドエンではあるけど全然暗くないし深くもないです。けどあらすじ通り。ホントです私ウソついて
ない。文句はいくらでもどうぞ。投げつけてください。短いのでスナップ感覚で読んでくれると嬉しいです。折りたたむ>>続きをよむ
時は幕末、川越と江戸を結ぶ物流を担った新河岸川。その拠点の一つ上福岡の河岸にある裕福な商家に奉公に上がった少女ひさの悲恋の物語です。
何もかもできるからといって、何でも手に入れられるわけではない話。ほんのり恋愛もの、純文学系。さらっと読めて後味が残る話です、よければ。
救い難い少女の物語。
イラストは空耳ゐか様作です。
薫はとある山岳の麓にある小さな町に暮らしている少女である。集落は小さく、お爺さんや村の子供など、皆と彼女は仲良しだった。だが、薫は町の大人たちが何かを秘密にしているということに勘づいている。
ある日、薫は大人たちが飲み会と称していなくなる七月一日、絶対に行ってはいけないと言われているトンネルの先へ進んでみた。高鳴る鼓動を抑えながら薄く暗いトンネルを抜け、薫は初めてその世界を目の当たりにする。
時は西暦2519年。環境破壊や温暖化
で世界は衰退し、この星は完全に滅亡した。
これは人類の生き残りたちによる終焉へのカウントダウンである。
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