アルカロイドとは簡単に言うと、天然由来の有機化合物のうち窒素原子を含むもののことらしいです。聞き覚えのあるものでいえば、カフェイン、コカイン(麻薬)、モルヒネ(麻薬)、ソラニン(ジャガイモの芽にある毒)、テトロドトキシン(フグ毒)ニコチン(煙草)などが挙げられます。有名なものはどいつもこいつも悪いイメージがついていますが、カフェインだけは例外です。普通に中毒性や身体的影響があるにもかかわらず、お茶やコーヒー、エナジードリンクなどに含まれ
ており、日常生活と切っても切れない関係にあります。カフェインのこういうところが『アルカロイドの手先』と呼ぶにふさわしいと思いませんか?悪の組織のモブ戦闘員みたいな位置づけです。『一人一人は弱いけど倒しても倒してもきりがない奴』と言えば伝わるでしょうか?ただ、モブ戦闘員と言っても我々は逃げ惑う一般人なわけです。コーヒーを飲まないと頭痛が収まらないという方、カフェインの覚醒作用を目当てにエナジードリンクを飲み始めてやめられなくなってしまったという方など、厳しい戦いを強いられているのではないでしょうか?それらは明らかに禁断症状やカフェイン依存症なので気を付けてくださいね。
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